
日産自動車は高級車ブランド、インフィニティの旗艦車種「Q45」(日本名シーマ)の生産・販売再開の
検討に入った。同車はトヨタ自動車「レクサスLS」などに対抗する高級セダンとしての位置付けだった
が販売が低迷。カルロス・ゴーン社長の強い意向で06年末で事実上、生産・販売を中止した。
日産ではインフィニティのグローバル展開に乗り出しており、各国ディーラーからのニーズなどを参考
にし、09年にも復活を目指す。
*画像は前Q45
日産はこのほど日本に米国、ロシア、中国などからインフィニティの主要ディーラーを集め、パワート
レーン(動力・駆動系)などの試作モデルを公開した。「シーマ」は09年にも全面改良する予定で、そ
のタイミングでの販売再開も視野に入れている。
ただゴーン社長は現在、インフィニティブランドでの高級セダン展開には懐疑的。しかしトヨタのレクサ
スLSは、07年の米販売が前年比80%増の3万5000台と好調で、7月にはハイブリッド車(HV)も
投入(7―12月に累計販売1000台)、ブランド価値の向上に貢献している。
現在、インフィニティの旗艦車種はセダンが「M」(日本名フーガ)、スポーツ多目的車(SUV)系が「FX」。
同ブランド全体の07年4―11月の販売台数は約12%増の9万9000台。06年にロシア、07年に中国
で販売を開始、08年からは西欧各国にも投入する。グローバル展開で収益の押し上げに貢献できるか
どうかが「Q45」復活のポイントになる。
インフィニティは89年に北米の高級車市場開拓を目的に立ち上げ、同時に旗艦車種として「Q45」を
発売。その後、シーマと姉妹車になった。シーマも国内で一時“シーマ現象”と呼ばれるほど人気にな
ったが、07年4―11月には約700台と販売が落ち込んでいる。日本でのインフィニティ展開は未定で、
シーマのテコ入れも注目される。
情報元:日刊工業新聞より
http://www.nikkan.co.jp/news/hlntop.html
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